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Cicak(チチャ)とは・・・
インドネシア語でヤモリの意味を表します。 昔から日本でも【守宮】は家を守る小さな守り神と言われています。
 バリ島でも日本でも馴染み深い、守り神のCicakを名前にしました。
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Last update 2010/09/02


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3-9 Jul.2002 
バリ・ハイとピーナッツ

の乗るSQは朝が早い、あせる気持ちを押さえつつも駅へ向かう足は何時しか早歩き。
早速、駅の階段で派手に転び荷物の下敷きに。
とっさに着いた手がじんじん痛むけど、痛がっている場合じゃなかった。
ターミナル1はお店も空いていなければカウンターもどこも空いていない。
早く着てドルに両替しようと思ったのに予定外だった。
時間つぶしのために持ってきた本を読んで7:00を過ぎた頃、人がだんだんと増えてきた。
SQは噂の通りキレイな内装で、前のシートにモニターが着いている。
時間に飽きないようにと持ってきた大量の本をそっちのけで、なつかしいゲームのDr、MARIOにはまる。
日本を縦断する空路らしく(SQは初めて)、窓から外を見ると大阪上空辺りであった。
まるでPCのマザーボドのような細かい造り(国内の飛行機は幼稚園の頃に1回のみ経験)

料金はシングルででダブルの部屋にチェックイン。ラッキー!なんて思っていたけど、広くって一人では落ち着かない(貧乏症?)結局、落ち着いた先は隅の方であった。少し寒いのでホットシャワー付きの部屋を取ってよかった。
とりあえず、水!と思って外に出るが、まだバリにいるんだという実感がなかった。機内食でフォアグラ状態だったのでバリハイ(ビール)を2本とピーナッツをつまみに購入して、ボーッっとしながらぽりぽり。10:00に就寝。眠い時に寝られる幸せ。

尾上がりのそうなの?って聞かれているようなコケコッコーの鳴き声が気になり目が覚める。
「5:00か・・・」乾季に来るのは初めてだからか雨季と違って日の出が遅いような気がする。
朝日が昇るのを待ってちょっとお散歩。
どう見ても歩行者注意なんだろうけど、私には「おひかえ、なすって!」というような感じにしか見られない看板

間と違ってメイン通りは静かだ。でもあえて、裏の道を進む。木に登って鳴く鶏、パジャマのままで遊ぶ子供。朝からじゃんじゃか音楽かけて笑い合ってる若い男の子達、ワルンでは今日の料理の仕込みをしていたりとメイン通りでは見られない裏の顔
「今、ココにいる日本人は私だけ?」結構じろじろ見られる。一方通行じゃないのって言うほど狭い道をようやく車とバイクはすれ違う。

み重ねられるブロック、それを積み上げている人達、支柱が少なくて崩れないのか?とじっと見てると「名前は?」と聞かれた。
(きょうこって外国の方は言いづらいらしく、コーコになったりしちゃう)
ボレ・アンビル・フォト?(写真とっていい?)と聞くとピースサイン構えてくれた。
めちゃ早くからお仕事ご苦労様です。

供達、朝早くから2人でじゃれ合っていて
笑い声を聞いただけでもこっちまで楽しくなる。
本当に心のそこから楽しくて笑っている!というような笑い声。
目がくりくりしていてかわいい。次回に訪れたら写した写真を渡してあげよう。

国だ!フルーツが豊富!スーパーでマンゴーとランブータンとパッションフルーツを購入。
重さの分だけ料金を払えばよいので好きな量を購入できる。
スーパーで購入だからちょっと道端より割高。
これでマンゴー12058Rp(約170円) パッションフルーツ2623Rp(約40円) マンゴスチン8964Rp(約130円)だ。ビールのつまみに夕食代わりに食す。
これを食べる為に日本から果物ナイフを持ってきたのだ。

しいお菓子も購入してみた。キティちゃんらしいが、「HELLO!」としかかかれていない。
このシリーズ色々と中身があるらしいのだが、私が見たのはこの種類だけ
どうやらこれの中身はかわいいパッケージとは逆に鳥の心臓の乾燥させたものらしい。
ただ、鳥は鳥なのだが何の鳥だかは不明・・・未だに食べていない。

替。日本では帯びつきの現金って持った事無いけど、初めてバリで持つ事になる。
怖くって落ち着かない。日本円にしてみると7万円ぐらいなのだが、帯びがついてるだけで、
100万円以上あるような気がしてしまう。
記念にお札の帯を持って帰ってきた。えっ?それが日本に持ってきて
どうにかなるのかって?何にもなりません。まあ、記念にってアルバムに貼る。

かけた先のチャンディ・ダサの朝も日が昇るか登らないかのうちに散歩。
近くにラグーンの池があり一面に蓮が生えている。
少しここで腰をかけて日が昇るのを待つ。
幻想的だ。水面に広がる蓮の影と登る太陽のコントラスト。
絵でこの色を表現するには?
太陽が昇るに連れて変わる池の色。一度時間を気にせずバリで絵を書いてみたい
以前から思っていてもなかなか実行できない。

鶏を見るチャンスが訪れた。ホテルの人が誘ってくれた。「外国人で女の私でも大丈夫?」
「ティダ・アパ アパ!」(心配ないよ)
会場は男の人ばかり、カメラのフラッシュをたくと前の人たちは何度も振り返る。恥かしい。鶏を高くあげ、いっせいに観客達が声を上げる(市場のせりみたい)かけ方がよく分からない。
胸に生えている羽をむしり怒らせ。向かい合わせると、羽をたたせながら相手に攻撃!
相手の鶏が動けなくなるまで戦わせる。戦闘意欲がなくなっても、鳥カゴに一緒に入れ戦わせる。

負けて動けなくなった鶏は勝利側の飼い主に渡し、その場で熱湯に入れられ変わり果てた姿で帰ってきた・・・。

の試合までの間、タバコやらたらいに入れてサテを売りにくる。離れた所から売りに来た人にお金を投げて渡す。(お金を投げるなんて!)売りに来た叔父さんはそのお金分の量を渡してくれる。タバコも1本単位で買える。銘柄もいくつかあるみたいで、お金を渡した後、投げた人に向かってタバコを見せて「これか?それともこれか?」と聞いて来る。
このサテは会場の外で焼いていた。

い!このサテ、イカン(魚)の切り身の周りにしょうがのような物で包んである。もの凄くしょうが辛い!!
チリとは違った辛さで、口の中がひりひりする。始めは「うっ」なんて思っていても。
これが又、癖になる。上手い!

指の爪の長さが凄いプラマ社のバスのおいちゃん。私もくせで小指の爪を伸ばすがそれ以上!どうして伸ばしているのか聞くとギターを弾くからという・・・。
バリの男の人は爪をよく伸ばしてる、指もとっても細くて長い。
チャンディでったった一人だったがパダンバイでどっと乗り込んできて満員だ!
ガイドブックには冷房付きだって書いてあったけど、窓全開の自然の風、街中に入ると排気ガスで目が痛いし喉は痛いし、でも閉めると暑いし・・・。チャンディから4時間の移動。

食はまたしてもビンタンビールとピーナッツ。ピーナッツがにんにくと一緒に炒ってあるのでぱりぱりしていてそれでいて香ばしくって美味しい。
日本のピーナッツより小粒。
日本のしっとりピーナッツも大好きだけど、こっちの方もなかなか!
ぱりぱり無心で食べる、辞められない止まらない!一晩で平らげる。

後半戦はピーナッツとビールだけじゃあ・・・。と体力が心配になってきたので、屋台で
ガンモや厚揚げのような物を購入。
このぐらいだろう?とお金を渡すといろいろ混ぜてその分だけくれた。
辛味が足りなかったらこれをかじるのか?青唐辛子をひとつポイッと放り込んで食べてみると・・・。
痛い!痛い!辛い!辛い!(ビールごくごく!)なぜだ!!耳が痛い!ひー!!
一人、部屋でのた打ち回っていた。舌が麻痺してしまったようで、その後ビール飲んでも辛かった。
がー!!こんなに一度に食べちゃいけないのね?勉強になりました・・・。

奢なバイクと叔父さんがよたよたと大きな荷物を付けて走る。
後ろからやって来た車にクラクションを鳴らされてもお構いなし。
日本なら必ず警察に止められる。でも、これをみると「あーバリだな」っていつも感じる。

外へ行くと海がとにかくきれいだ。透き通るブルー。体にまとわりつく青い空気のように美しい。日本にも続いている海なのにこんなに違うとは驚く。
朝は波が高かったが、昼には穏やかになる。

人気ままに自由旅。日が昇ったら起きて日が沈めば眠る。時間に束縛されず
ひらめいた事を実行する。もう、日本に帰って人込みなんかいけない。時計なんかみたくない。ここは、吸い込む空気さえも違う。なんか素直になれる。もっと長く居たいよ。

・・・帰りの飛行機で出た機内食の美味しさに涙が出た。情けない。私、何食べて過ごしていたんだろう?・・・ビールとピーナッツ

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