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27-5 Jun-Jul..2003
がんばれ東ティモール |
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機
内は寒かった。毛布を空席から拝借して2枚包まるようにして寝ていた。なんかゾクゾクする。
ジュンブラインドのせいか?新婚さんなのか?アベックがたくさん。
アツアツカップルでも機内は寒いのか?抱き合って寝ちゃってる人もいるよ。う〜目のやり場に困る。
と、たった一人の私は毛布で暖まるしかないんだな。
前回の買い付けの帰りにもらったスリーピングバック。首が痛くならないらしい早速膨らませて首に当ててみる!
おーこりゃいい!(実は初体験)快適!快適!と言ってるそばから空気が抜ける。20分も持たず。
終いには首を当てるだけで空気が抜ける。
あ〜あ、壊しちゃったよ。「ヨクネレール・・・」ネーミングも気に入っていたんだけど、残念。 |
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到
着するとなんか体が重い。
「疲れたんだな〜でもこれからなのにこんなんじゃだめじゃん!」
ずーっと暑いお風呂に入ってるそんな体のほてり。
バリってこんなに暑かったっけ?それに今は乾季。おかしい。
ホテルに付くと両替をし、水を調達する。しかしここでもおかしい。
これからのために早く寝よう。なんと9時に寝てしまう。
夜中2時に蚊の襲撃に会い目が覚めたが、そこからもまた眠りにつく・・・。
寝て、目が覚めてしばらく横になってるとまた寝てる。
気がつくともうお昼・・・。今までこんなことなかったのに?おかしい。
「ま、いいか。クニンガンでどこもお店は閉まってるだろうし、ゆっくりしてよう」
私の体がおかしいと感じる。頭も割れるように痛い。
そうして、寝たまま、ぼーっと過ごして丸2日間。食料も買いにいけず水をただ飲んで過ごした。 |
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なんだったんだろう?少しがんばれるような気がして街を散策し始める。
うーんやっぱりクニンガンの影響で閉まってる店が多い。
予定変更をしてお祭り&体調がおかしいということで先に疲れを癒してから仕事をしようと決めた。
チャンディ・ダサに出かける。
「悪いね〜荷物置いといてね」
荷物と一緒に大切なカメラもホテルに置きっぱなし・・・。
またまたあ〜あ・・・。なにやってるんだか?
で、今回はチャンディ・ダサの画像はなし。うー悔やまれる。 |
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チャンディ・ダサから帰るとホテルは誰も宿泊者がいない。「暇だ〜」と騒いでる。
宿泊者は私たった一人だ。
ロビー(?)といっていいのか?食堂と言っていいのか?暇を持て余して従業員がギターをひいてる。なんか日本の歌を教えてというので、できれば知ってる歌がいいよね?教えやすい。
「ドラえもん」の日本語の歌詞をメモにローマ字で書いてあげる。
うれしがっていた。んで、ドラえもんには合わないギターじゃかじゃかバージョンで歌い始める。
ねえねえ?「タケコプター!」ってこっちではなんて言うの?そのままの「タケコプター?」
日本語では「タケコプター」インドネシア語では「バリバリバンブー!」
♪ラ ラ ラ サヤ・スカ・スカリー ドラえもん♪ (アンアンアンとっても大好きドラえもん) |
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どうして行こうと思ったんだろう?ムルパティ航空
27年間のインドネシア独立紛争。そして独立してからちょうど1年経つ。
行って見ようと何故思ったのか?
一日1便 ング・ラライ空港から2時間30分の旅 機内は満員。バり島を横断し、フローレンス島を眺めつつ向かう。
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結
構なんでも上手いと感じる私だけど・・・。機内食・・・。
ごめんなさい・・・こればっかりは美味しくない。
大根のようなものを色だけつける程度にケチャップで煮たもの。カレーの香りがするけど味がなくてべちゃべちゃライス。牛肉の煮たもの・・・ビーフジャーキーのなる手前の食感でこれも味がない。デザートにゼリー・・・コーヒーゼリーに見えたけど・・・なんだったんだろう?
20年近く前に乗った飛行機の機内食を思い出した。
ビールはビンタン。冷えたやつくださいとダメ元で言ってみたけど、これが一番冷えてるといわれ手渡されたのは温かい。口に入れると泡泡・・・。コップについでみると余計に泡泡。
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空港にはユニセフの飛行機と軍事用の飛行機と私が乗ってきた飛行機。
滑走路が短いのか?着陸の勢いが凄い。
空港って言っても建物が1つポコンと建ってる。
私も何しに来たのかはっきりと分からないけど、他の人たちは何をしに東ティモールへ?
人の行くところを付いていくと呼び止められる。
あなたはあそこから入れ!という。どうして?
どうやら、今付いた飛行機に乗ってる人たちの大半はNGO関連だったらしい。
首からカードを下げてる。カードを下げてる人はそのまま入国審査も無くスルーのようだ。 |
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真新しい建物。入り口にはマスクを付け、白衣を着てる人が立てる。
もしかして?SARSの検査?機内で渡された白いA4サイズの紙とパスポートを見せてる。ここで渡せばいいんだな?
結構、ポンポンとスタンプを押してもらってる。
なんて簡単に考えてたのだがカウンター・・・というのか?机に出すとチェックの人の手が止まる。
しかも顔をじーっと見てる。「ジャパン、バリ、ディリ?」確かに日本からバリに入国してここの東ティモールへ来た。
スタンプを押してくれない。しかも、来て!と言われて別室へ連れて行かれる。
ななな・・・なんで?暑苦しい部屋に入ると中国系の方たちが3、4人居た。そこにまた机があって白衣にマスクサングラス。
素足に革靴の人。私はその部屋に入っても何も言われず、ただ立ってるだけだった。
耳に何かを入れてる。体温計か?「どうすればいいの?」聞いても待っていなさいだけ。
しばらく待っていると体温計を差し出されて「計って」と言う指示を受ける・・・が、・・・・これは!!なつかしの水銀製の体温計・・・。
もしかして?もしかしてこれを耳で測ってるの?初めて水銀製の体温計を耳に入れて計るというのを聞いた。
「正確なのかな?」言われるまま耳に入れてしばらく待つ。
手を差し伸べられたのできっと体温計を見せてということだろうと渡す前に自分で確かめる・・・私、結構体温高くって平均体温が36.5度。
で、水銀の体温計で計ったら35.5度・・・。こんな体温いままであったことない。
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熱もないんだから解放して〜と「ほらね?なんともないんだよ」とまたスタンプを押してもらうためにカウンターに戻る。
同じ人それでも納得のいかない顔。また、ジーっと人の顔見てる。提出の紙の左上に「?」と書かれる。
おいおい〜熱計ってなんでもなかったのに?「なんで?」と聞いて見た。
「顔色が悪すぎる」らしい・・・。そりゃあ朝早く空港に行って出発時間かと思ったら2時間以上も飛行機遅れて
なーんにもやることなくってしまいにゃ気持ち悪くなるし、顔色も悪くなるよ〜。
って言うのは英語力も無いのでいえなかったけど・・・。
ビザを払い、んなこんなで一番最後に入国審査を受けることになる。机が3つ。2つはもう終わらせようとしてる。
私がカウンターに行くとなーんか集まってくる。5人も。こっちは初めて来た国だ、不安がいっぱい。
しかも私が提出したパスポートをゆっくり順番に今まで行ったことのある国のスタンプ見てる。
あっ!カナダのスタンプがある!もしかしてSARSの検査これ見たんじゃ?
でも・・・もう1年以上も前。まさかね?そんなこと考えてると話し掛けてきた。
一度に話し掛けられてわけがわかんない。それにもう疲れて思考回路もショート。
話し掛けてきた言葉に「理解できない」というと仕方ないなーというように入国スタンプを押してくれた。あ〜もう疲れた。 |
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物
価は考えていたより高かったです。米ドルが通貨。ポルトガル語か英語。オブリガー!
(ほとんどの人はインドネシア語だったので助かった)物資はほとんどがシンガポールから。
なのでタイガービールが飲める。スチームボートも食べられる。日本料理屋も2件ありました。
(祇園と島という名前のお店)スーパーに冷凍されているカニカマとほんだしがあった。
雨が降らず川が干上がってます。町は渇いた砂の色。移動はタクシー。
紛争の時燃やされてしまった建物がそのまま。
バリとほぼ同じ緯度なのに暑い。日差しが痛い。世界で2番目に大きなキリスト像がある。
とにかく海はきれい。マングローブが生い茂ってる。民芸品を探すと「Taisih(タイシ)」と呼ばれる織物がありました。
バリでいうイカットのようなものですが、織糸、染料は東ティモールにはなく、ジャワから持ってきているようです。染め、織りは東ティモールで。
バリにはない赤がキレイな織物です。模様の部分が細かく丁寧。 |
民
芸品はその他にないだろうか?聞いてみるとヤシで編んだカゴ類がありました。
バリでもよくお土産のアラックが入ってるようなものです。違うと思うところは編み上げるときにひねってお花の模様にしたりと、
バリのものと同じように感じてたけど、この技術はバリでは見たことがないですね。おばあちゃんがカゴを編んでる傍らで子供が遊んでる。
お土産というお土産も無いのでどうでしょう?海がきれいなので塩田を作り、このカゴで入れ物を作り東ティモールのお塩として売るのは?
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街
中を離れると淡々とこのような景色が続きます。
山の木は薪にするために切られてハゲワシ状態。薪を売って生計を立ててる人も。雨が降らないので草も枯れてる。空は青かったな。夜空に広がる星に吸い込まれそうになるぐらい。南十字星もはっきりと見える。東京もこんな風に星が見えたのは何年前のことなんだろう? |
バ
りで見かける物乞い。特に最近爆弾テロがあったポピーズあたりで多いらしいです。
「私の家は爆弾によって住むところもなくしました。だから、少しでもいいのでお金を恵んでください」
子供を抱えて座り込んで頂戴の手を出します。観光客の多いポピーズで。ホテルの従業員に聞いてみると、それを仕事にしてると言うのです。
同情するなら金をくれ!昔ありましたそう言うの。でも本当に爆弾によって家をなくした人も居るでしょう。
ここの東ティモールでは貧しい国といわれてるらしいし、失業してる人も多いです。
でも私は一人も物乞いをしてる人を見なかった。「お金を頂戴!」ではなく私が感じたここの人たちはフェアであると感じた。
子供が寄って来ます。手には魚や果物を持っています。「買ってください」と言います。
同情をさせてお金をもらう方法ではなくちゃんと物を売って手に入れるという方法を知っているように思えます。
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泊
まったホテルの窓には鉄格子がありました。
ホテルを囲むようにフェンスが建ち、有刺鉄線も張り巡らされていました。なぜそこまでしなくてはいけないのか?聞いてよいものか悪いものなのか?
実際に世界中の国々を見てきたわけではないのだけれども、ほとんどの国がこんな感じなんだろうな・・・。日本のNGO団体も来ているようです。井戸を掘っているらしいです。がんばってください。
帰りはすんなりの出国審査。しかも搭乗を待つ間にトイレに行きたくなり。トイレはドコですか?なんて聞くとあそこだよって・・・出国審査のカウンターを平気で通らせてくれたり(ちゃんと人が付いてきてくれたけど)なんかアバウトだなと感じました。
観光客もたくさん来てくれて情勢が良くなることを祈ってます。
また何年後かになるかもしれないけど東ティモールへ行きますよ。 |
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戻
ったバリのホテルで考える。やっぱり宿泊者は私一人。やっぱり暇なのかギターを弾きながらドラえもん歌ってた。東ティモールで緊張していたのでドッと疲れが出た。
ティモールに居るときは必要以上に心臓がいつもドキドキしていた。
またしても早く寝て明日はがんばって働こう!
朝焼けがキレイだった。そういえばバリでも今回は一度も雨降っていないな。
朝晩寒くって寒くって長袖、長ズボンはいて寝てました。
いつもこんなに寒かったっけ? |
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ジャワの学生さんたちがロングバケーションに入りバリに遊びにきてるらしく、クタはとにかく渋滞渋滞の一言です。ディリへ行く前と大違い。大型バスが何台も通り過ぎて凄いのなんのって。東ティモールへ出かける前なんかはいつものネットカフェは朝10時からopenなのに夕方からしか開かないし、道を歩くとタクシーにて「乗れ〜」のクラクション鳴らされまくるしで、大丈夫か?バリ?観光で収入を得てるじゃなかったっけ?って感じだった。
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私
の泊まってるホテルにもじゃあお客さんくるよね。って・・・ほら私の部屋にもお客さん!
忙しそうに虫捕まえて食べていました。 |
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最近、というか去年訪れたときから感じていたんだけど、街中に犬がめっきり少なくなった。
「車にひかれちゃうよ!こんなところに寝ていたら!」ってドコでもごろごろと寝ていたんだけど、見かけないバリワンコ。去年訪れたとき、見る犬見る犬皆皮膚病に犯されてる犬を多く見た。多分真菌だろう。それにやられてぽかった。毛が禿げちゃってチャイニーズドッグみたいなのたくさん居た。
そのせいかな・・・?
最近はペットブームなのか?血統書付きのような犬はよくみます。
うーん、こういう犬なら道端でごろりんなんてしてないよな。
ちょっとさみしいような気がする。今回こんにゃろう犬に会いにいけなかった。 |
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日
本に帰る頃、日本人もクタでよく見かけるようになりました。
夜発のGAはいつもちょっと寂しげ。
空港まで送っていってってお願いしたらホテルの従業員3人も付いてきた。「暇だから行く」という。渋滞してるから裏道から行こうよっていったのにメイン通りを通る。案の定渋滞にはまる「もう〜だから裏から行って言ったのに〜」でも、少しでも長くバリに居たかった。全部目に焼き付けてしまいたかったからぎゅっと目を閉じてみた。また夢を見ていたような気がした。
「今度来たとき、ご飯ご馳走してね」
「あははは!いいよ。お店がんばってお金貯める」
「ヤッター!!」
車の中でわいわい。このままずっとずっと渋滞にはまっていてもいいかも?
このまま飛行機に乗れなくってもいいかも? |
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